そして、事故後にムチウチになり「頭痛」に悩まさせるという人が非常に多いようです。
頭痛はケガとは違い長引くこともありますし、とてもしんどいと思います。
こんにちは。
ヨリミツ治療塾のスタッフです。
今回は、交通事故によるムチウチからくる「頭痛」について、どのように対処していったら良いのかをお話しいたします。
ムチウチとは、「外傷性頸部症候群」とか、「頸椎捻挫」よばれている症状のことですが、本来は、次のような名前がついています。
●頸椎捻挫型
●根症状型
●バレリュー症候群
これらは、交通事故や激しい転倒・打撲による衝撃により、頸椎がムチのようにしなることで椎間板、筋肉、椎間関節、神経節などを痛めてしまうと現れる症状です。
この衝撃で痛めたのが、筋肉くらいで収まれば
「首が痛いな・・・」
という程度のムチウチの症状でとどまることが多いでしょう。
ですが、これが神経まで痛めてしまうとカラダに色々な症状が出てきます。
頭痛の他には、吐き気やめまいを引き起こすこともあるでしょう。
ムチウチによる「頭痛」は事故後、すぐに症状が出ないこともあるのでムチウチだと気が付かずに放置する人も少なくありません。
なので、単なる頭痛だと思いこみ、頭痛薬を飲み続け、あげく症状はよくならない・・・といったことにもなってしまいます。
これは、ムチウチだと気が付いていないので後々、後遺症がでてしまう恐れもあるので事故後の頭痛は甘くみてはなりませんね。
そして、ムチウチからくる「頭痛」は神経まで損傷していなくても、筋肉を傷めた状態になっていることで肩こりになり、肩こりから「頭痛」が誘発されることもあります。
事故で痛めた筋肉のせいでなってしまう「肩こり」からくる「頭痛」の場合も、一旦、「肩こり」という症状をはさむことによって、ムチウチだと気付くのがおくれるケースもあるようです。
交通事故後の、些細な症状につねにアンテナを張っておくべきでしょうね。
「たいしたことない」
もしも、そう思ったとしても警察への事故の届けを出し、病院で診察してもらいましょう。
なぜ、そうすべきかというと、
●人身事故扱いにする為
ですね。
人身事故だということにしないで、病院に通院すると、病院での治療費をすべて自己負担しなければいけないのです。
しかし、人身事故扱いにすることによって、自賠責保険で治療費が支払えますから自己負担額が0円になります。
また、過失が相手にある場合には、「慰謝料」も請求することができますし、最初にきちんとした手続きさえしておけば、あとはケガの治療に専念するだけでいいので気持ち的にもラクですよね。
何度もいいますが、交通事故後はちょっとした症状でも軽く見ないで病院へいきましょう!
病院での診察後に鍼灸整骨院へ通う事もできますし、併用して通われるとさらに良いでしょう。
①アイシング
ムチウチの場合の頭痛は、首のバランスが崩れることによって、熱を作って捨てる作業をしている「循環システム」が乱れます。
そのため、頭蓋骨の中に熱が溜まってしまい頭痛などの症状が出てしまうとも考えられているようですね。
ですから、頭部の「うつ熱」を冷やしてあげると良いでしょう。
とはいえ、キンキンに冷やすのは逆効果になってしまう可能性もあります。
最近は、冷える水枕のような、便利グッズがけっこう出回っているので、そういったものを活用して冷やしてみてはいかがでしょうか。
こちらは、子ども用(0才から)ですが、大人も頭部を冷やすのには問題ないかと思います。
↓
【チュチュベビー ベビー水枕】
他にも、こんなものもありますよ。
↓
【ファミリーケア(FC) やわらか水枕(1コ入)【ファミリーケア(FC)】】
まくらを使用する際は、痛みの程度なども考慮してお使いくださいね。
専門の方にも相談してから使用しましょう。
痛いのに、体操なんて・・・
と、思われるかもしれませんが、事故の衝撃で筋肉が損傷し肩こりを発症して、そこからきている「頭痛」の場合には有効です。
ポイントとしては、
●まっすぐ前を見て、頭を動かさないで行う
●両手を胸の位置でキープして、左右に腕を振る
●カラダの軸が中心にあるのを感じながら、左右交互に動かす
ただし、痛みの程度にもよりますから気を付けて行ってくださいね。
激しい頭痛の場合や、熱がある場合などはやめておきましょう。
頭痛体操は片頭痛の予防や緊張型頭痛の緩和に有効です。
引用元:1日2分の頭痛体操 | スッきりんのバイバイ頭痛講座
普通の頭痛と違って、事故後に症状がでる「頭痛」は、単に筋肉が損傷して肩こりになっているだけではなく、ムチウチの可能性もあるといことを理解していただけたでしょうか?
ほおっておくと、危険なのです。
交通事故後の「頭痛」は、カラダの異変のサインかもしれません。
ですから、交通事故に遭ったら、必ず事故届をして病院などに行き診断をしてもらいましょう。
そのあとで、整骨院に通う事も併用して通う事も可能ですから、その際はお気軽にご相談ください。