交通事故のむち打ち症 交通事故の現状 交通事故後の対処

子供の「隠れ事故」って何?

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日ごろからお母さんに、「車には気を付けなさい」と言い聞かせられていたのに、交通事故に遭ってしまった場合。ドライバーが降りてきて「大丈夫?」と聞いても、子供は反射的に「大丈夫」と応えてしまうものです。さらに「気を付けなさい」と言われているのに、「車にぶつかった」なんて言ったら怒られるかもしれない、そんな不安で帰宅しても交通事故のことは言わず終いになることも。

危険なのは、目に見えないケガを負っている可能性。むち打ち症は、事故の1週間後に症状が出ることがあります。事故を起こしたら、それが小さなものでも警察に届けることが必要です。特にドライバーは、子供に「大丈夫?」と聞いた以上、無事と確認して別れても「ひき逃げ」扱いされてしまうことがあります。子供のために、ぜひ警察に届けてもらいたいものです。

お母さんも、子供たちに「車に気を付けなさい」と言うときは、「ぶつかったら、警察に連絡してもらうのよ」と一言添えて、そういう事態になったときの処置方法を教えておくことが大切です。交通事故に遭うという好ましくない事態が起こっても、そのときどうすればよいのかを教えておくことは、子供の恐怖心を軽減することになります。

むち打ち症の痛みが出ても、子供がそれと認識するのは不可能なこと。まして、交通事故に遭ったことさえ知らない親は、子供がむち打ち症を患っているなんて想像もできません。交通安全の話をするときは、「交通事故に遭ったら警察に連絡する」というところを、しっかり教えるようにしましょう。

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