交通事故で後部から追突されることによって負傷した場合、首、肩そして背中の筋肉を傷めてむち打ち症になることがしばしば。これがいわゆる頚椎捻挫で、患部の筋肉が硬くなりそれに伴う痛みによって、首や肩の動きに制限がでるようになります。
実はこの首、肩、そして背中の筋肉こそ姿勢を維持するのに重要な筋肉であり、ここに衝撃を受けると日常生活に支障をきたすことも。姿勢を維持する筋肉であるゆえ、特別な作業をしなくとも日常生活で負担がかかり、痛みを強く感じて回復までに時間を要するというわけです。
特に最近ではスマートフォンが普及し、頭を前に出してうなだれるような姿勢で画面を見入っている人を多く見かけます。これが猫背というもので、この姿勢が非常に首や肩、そして背中に負担を掛けます。こうして普段から負担をかけている筋肉に、事故傷害でさらに負担をかけるため泣きっ面に蜂ということに。
この姿勢改善に視点を置いて、痛めた筋肉に負担がかからないような姿勢を作るべく、施術をする治療法が注目を集めているところ。運動学的な姿勢分析に基づく治療であり、セルフストレッチや日常生活での姿勢チェックは欠かせないもの。以前から肩こりに悩まされ姿勢が気になる人は、姿勢改善アプローチで元気な体を取り戻しましょう。