むち打ち症になってお世話になる専門家といえば、医師、治療家、弁護士、行政書士たちのことです。医師や治療家はまだしも、弁護士や行政書士は法律の専門家。どうしてむち打ち治療に、法律の専門家が必要なのでしょうか？
むち打ち症の原因の多くが交通事故によるもの。むち打ち症になってしまった被害者は、治療を進めると同時に、治療費や損害賠償の請求、そして示談交渉を行わなければいけません。
交渉相手は加害者の任意保険会社です。損害賠償や示談交渉を毎日のようにこなしている、この道のプロ。痛みを患った体で、素人の被害者がこなすにはかなり難しいことです。それゆえ、法律の専門家である弁護士や行政書士の助けを借りるのが賢明といえます。
「むち打ちごときで、弁護士を使うなんて」と躊躇される人が多いかもしれませんが、交通事故こそ一生に一度あるかないかの「人生で最も不幸な出来事」。ここで法律の専門家を使わずしてどこで使うか。
そもそもプロの保険会社が素人の被害者を相手に、「正当な裁判基準」で対応してくれる可能性はありません。ここに被害者が「弁護士をつけている」となれば、保険会社の対応も変わってくるもの。
依頼するのも保険会社との交渉が難航してからではなく、請求額で戸惑った早い段階から相談するのが、その後の交渉を有利に進める秘訣といえます。しっかり治療費と損害賠償がもらえるとなれば、治療にも専念できるというものです。