おはようございます。岡山と倉敷で2店舗展開している”ヨリミツ治療塾”のスタッフです。
今回の記事のテーマは、『高齢者の交通事故の主な原因と対策』です。
交通事故で最も多いケガは… それはむちうち症です。
むちうち症は、首や肩周辺の痛み、いわゆる頚椎捻挫型の症状で悩まされている方が非常に多いです。
むちうち症は、主に
- 頚椎捻挫(けいついねんざ)型
- 神経根症状型
- バレ・リュー症候群型
- 脊髄(せきずい)症状型
- 脳脊髄液減少型
に分類されます。
むちうち症になってしばらく経つのに、首や肩が痛い。動かしにくい。なかなか治らない。
「これは、首や肩・その周辺に悪いところがあるからだ。」と思いがちですが、それだけが問題ではありません。
前回、むちうち症が長引く原因として、
- 生活習慣
- 患部を動かさないことによる筋力不足
を挙げました。
しかし、むちうち症がなかなか治らない原因は他にもあります。
実はむちうち症は脳と深い関係があるのです。
今回はむち打ち症と脳の関係性について、ご紹介しますね。
【人はストレスが続くと脳の機能低下が起こり、やがて身体の機能にも影響します。】
そもそも、皆様は人の身体が動く仕組みをご存知でしょうか?
簡単には、
- 脳から命令が送られる
- 神経に命令が伝達される
- 身体の各部分が命令を受け取る
- 命令に従って、身体が動く
という仕組みです。
身体に異常が無ければ、この一連の流れが正常に機能します。
では、脳に問題がある場合はどうなるでしょうか?
実は、”脳はストレスに弱い“という弱点があります。
(ここで言うストレスとは、肉体的ショックと精神的ショックに分けられます。交通事故によるものであれば、
- 肉体的ショック: 事故の衝撃、怪我、痛みなど
- 精神的ショック: 事故による動揺、不安、恐怖、トラウマなど
でしょう。)
脳はストレスを受けると、身体が動くきっかけとなる[脳からの命令]の機能が低下します。
このことが、筋力低下につながる原因となるのです。
ストレスの度合いは様々なので、そこまで身体に影響がない場合もあるでしょう。
(人には自然治癒力が備わっていますので、これが役割を果たしてくれます。)
しかし、ショックが大きい場合は、筋力がかなり低下します。
低下した筋力は、ストレスが続くとなかなか回復することができません。
そのため、機能低下した状態が長くなるのです。
ここに、むちうち症が長引く原因があります。
むちうち症で肩や首が痛いのは、
- 筋力低下により、身体への伝達が不十分。
- 首が頭を支える状態ではないの。
- それにも関わらず、首に重さがのしかかる。
- その状態が続くと、重さに耐え切れなくなる。
- 痛みが生じる。
という流れがあります。
このことからも、筋力低下を引き起こす”脳の機能”は重要だということが分かっていただけるでしょう。
では、改善するにはどうすれば良いのでしょうか?
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