むち打ち症といえば、頚椎捻挫による首の痛みが代表的。しかしむち打ち症による痛みの42%が、腰痛にあるという見逃せない事実が。にもかかわらずむち打ち症の腰痛は、外傷がなくても数週間後に頑固な痛みに悩まされるということで、現代の医学でも不明な点が多いということ。
そんな中でも一番の原因と考えられているのは、急性椎間関節捻挫による腰痛。これは「大して重くない」と思ったものを持ち上げて、腰に電気が走り動けなくなるというぎっくり腰と同じタイプの腰痛です。
他の捻挫と同じく関節に強い力がかかったときに、その周りの靭帯や関節包が損傷を起こして痛みを発するものの、関節や周辺筋の機能が不全で緊張しているときは弱い力でも起きるという厄介なもの。
対処方法は受傷後2～3日の急性期は、とにかく冷やすこと。受傷後すぐは、シップ薬ではなく保冷剤やアイスパックで、直に患部を10～15分ほど1時間おきに冷却。回復には2週間～1ヶ月かかるということで、重症度に左右されます。
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