交通事故のむち打ち治療中、保険会社から治療費の打ち切りを打診された場合、まだ治療を続けたいのであれば医師と相談の上、保険会社と交渉する必要があります。これが自分には煩雑過ぎて難しいと考えられる方は、弁護士を使うのも一案です。
治療に集中したいときに、保険会社から打ち切り打診の電話が毎日のように来る。それに加え、担当者の重圧的な態度に、どう返してよいのかわからない。また、その提案内容に従うべきなのか。さまざまな悩みや疑問に襲われる人は、少なくありません。そんな時に弁護士を利用したら、どのような部分を解決してくれるのか、具体的に見ていくことにしましょう。
まず第一に、弁護士は保険会社からの連絡に応対してくれます。自分が保険会社の担当者と交渉する必要はなく、応対してくれた弁護士から、これからの流れについても不安な点を抑えて説明してもらうことができます。
次に、弁護士は法的または医療的な知識を持って、保険会社の主張に対抗してくれます。保険会社は治療費の打ち切りを求めて、さまざまな主張をしてきます。しかし、法的知識も医療的知識もないわれわれにとっては、保険会社を納得させる決定的な返答をすることは極めて困難。そこを弁護士が法的根拠をもとに、応対してくれるというわけです。
そしてさらに、弁護士は症状固定をもって治療費打ち切りとなった患者より、後遺障害等級認定の申請依頼を受けることもできます。残存症状に対する、適切な後遺障害等級認定を受けようとするならば、やはり法的、そして医学的知識のある弁護士に頼むことが安心とされます。