後遺症を残さないために

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頚椎の支障に始まるむち打ち症は、後遺症として残る場合、痛みやだるさは背中から腰へ移動し、胃腸など内臓器官の不調をもたらすことも。これは、首を通る神経の損傷や、首のコリが神経を圧迫することにより、流れが滞ることが原因です。

 

むち打ちの代表格である頸部捻挫型の場合、本来は慢性化しないということで、適切な治療を受ければ3カ月以内に完治するもの。自律神経に衝撃を受けるバレリュー症状の場合、症状が現れるまでに2、3週間かかることもあるといわれるものの、早期発見と適切な治療は短期間で回復するカギとなります。

 

交通事故に遭遇し病院へ行き、自覚症状のある患部のレントゲン撮影が行われるものの、骨に異常が見られず、そのまま放置して悪化するケースが多数。時間がたつほどに、頭痛、めまい、吐き気、肘や指先のしびれ、上肢のだるさなどを伴うことに。

 

むち打ちの治療は6カ月を目安に、これ以上治療効果が期待できないと判断されれば、「症状固定」ということになり、その時点で残っている症状を後遺症と呼ぶことになります。

 

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