むち打ち症は、痛くなってから病院に行けばいい?

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交通事故に遭って、むち打ち症になった場合、痛くなってから病院に行けばよいのか?答えは、ノー。交通事故に遭い、首に衝撃を受けていなくても、病院か整形外科でレントゲンを、そして整骨院や整体院で診察を受けることが勧められます。というのも、むち打ち症の自覚症状は、2~3日くらいで出ることもあれば、1~2週間後になって出ることも。

1~2週間も経ってしまった場合、交通事故も自分では大したものではないと思っていればいるほど、その痛みを交通事故が原因のむち打ち症である、と突き止められないこともしばしば。ただの肩こりや首こりだと勘違いし、自分で肩を揉んだりマッサージして済ませたり、はたまた、こりをほぐそうと巷のマッサージ屋さんへ行き、余計症状を悪化させたりと、快方から程遠い道を歩むことになります。

このように無意識のうちに慢性化させてしまったむち打ち症は、自然回復どころか痛みはおろかさまざまな症状に悩まされるケースも。交通事故のむち打ち症と判明されず「うつ病」と誤診され、長らく意味のない薬を飲み続けてしまったという人も。そうなっては、治るはずだったむち打ち症も治らず終いになる可能性が。

むち打ち症は、絶対に自然によくなるものではない、ということを肝に銘じて、交通事故に遭ったらすぐに病院へ行きましょう。自然放置は自然治癒ではありません。仕事が忙しかったりすると、なかなか抜け出せず放置してしまいがちになりますが、ここは腰を据えて体が資本だと考え、じっくり治療することが望まれます。

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