むち打ち症に関係の深い首の話

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首には多くの神経が集中するために引き起こされるのが、むち打ちによるさまざまな症状です。いわば首は、脳と体のパイプライン。頚部が損傷すると、脳から全身に伝わる指示に支障をきたすことになります。ですから、首の痛み、肩こり、頭痛、めまいといった症状は、交通事故のむち打ちに限らず、日常生活のさまざまな場面で起こりうるものなのです。

ではどのようなものが、首にむち打ちのような圧力を加えるのでしょうか。インターネットの普及により、仕事でも私生活でもパソコンやスマホが欠かせないものになっている昨今。パソコンやスマホを操作する、この姿勢が首に負担をかけていると指摘されています。

体を動かさずに、首と顔だけが乗り出すような姿勢。これが首はもちろん、体全体に負担をかけることになっているというのです。というのも、体は筋肉を動かすことによって、血液やリンパ液の循環を促します。画面の前で動かずに何時間も座っていることは、首の後ろの筋肉を硬直させるだけでなく、血液やリンパの循環を滞らせてしまうことに。

こうして、ただでさえ首を疲労状態に招くパソコン業務。交通事故でむち打ち症を患い、やっと回復しかけたというときに、仕事に復帰して長時間パソコンに向かうとなると、また症状を悪化させることになりかねません。無理をせずに、少しずつ慣らしていくように。治療中のデスクワークについては、治療院の専門家に相談するようにしましょう。

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